デジタル歯科治療について

医療のさまざまな分野でデジタル化が進んでいる中、歯科の世界も大きく変化しています。

当院では、こうした新しい技術の導入に積極的に取り組み、より安心・快適な診療をめざしています。

スマートフォンが登場して日常生活が便利になったように、歯科のデジタル技術も、患者さんの負担を減らし、治療の質を高めることにつながっています。

ただし、すべてが機器任せというわけではありません。私たちは、デジタルとアナログ、それぞれの良さを活かした“ハイブリッドな歯科医療”を大切にしています。

光学印象を用いたセラミック治療

●セレック　オムニカム

これまで、歯の型を取るには「印象材」という粘土のような材料をお口に入れて固める必要がありました。

この方法が苦手という方も多いのではないでしょうか？

当院では、口腔内スキャナーを使い、専用のカメラでお口の中を撮影するだけで型取りが可能です。

従来のような粘土型の不快感がなく、時間の短縮や精度の向上が期待できます。

現在のところ保険診療では一部に限られますが、自由診療におけるセラミック治療で使用されています。

●アイテロ（インビザライン）

当院では、昔ながらのブラケットを用いた矯正治療を行ってまいりましたが、デジタル機器の導入により、ブラケットを使用しないマウスピース矯正を始めました。

周りの人に矯正しているかどうかも分からない、何よりブラケット矯正のように、歯は並んでも噛めないとか、虫歯だらけといった治療の合併症を極力減らすことができます。

また、矯正治療は歯を並べて見た目をよくするだけがゴールではなく、きちんと噛め、虫歯リスクや歯周病リスクを軽減するまで治療するのが歯科医院としての役割だと考えています。

特に、重度の歯周病は歯の位置がずれ、見た目だけではなく、噛むことに問題がある方がたくさんいます。

重度の歯周治療は矯正による噛める治療、磨きやすい治療が必須になりますので、当院では，矯正治療に重点を置いて臨床を行っております。

お口の状態によっては、従来のワイヤー矯正が適応になりますので、その際はご説明させて頂きます。